きゅうすの初心者落語傾聴

主に古今亭志ん朝師匠の落語を聞いた感想を書きます。

志ん朝感想

古今亭志ん朝「化け物使い」立っているものは親でも使え!

新型コロナウイルスの影響で自由な外出が制限されてしばらくたちます。いまだ収まる様子はなく、旅行にも行けずなかなか退屈な日々を過ごしておりますが、以前旅行に行った時の写真を眺めながらのんびりと過ごしています。 久しぶりに群馬県の伊香保温泉に行…

古今亭志ん朝「品川心中」女の寿命は短い?

兼六園と後楽園とならんで日本三名園といわれる、水戸の「偕楽園」に行った時の梅の写真です。気づけば梅の見ごろも終わってしまいますが、この時期になるとあの素晴らしい景色をまた見に行ってみたいと思ってしまいます。 さて、お花見をするのに花の見ごろ…

古今亭志ん朝「三方一両損」江戸っ子はかっこいい!

2月に北海道へ旅行に行ってきました。初めての「試される大地」でしたが、思っていたほど寒くなく、美味しいものをたらふく頂いて充実した旅行となりました。 特に観光はできませんでしたが、「水曜どうでしょう」でおなじみのHTBでonちゃんグッズを買うこ…

古今亭志ん朝「芝浜」ほろりとくる人情噺!

先日、茨城県大洗町に行ってきました。 なんどか大洗は訪問していますが、いつ見ても大洗磯前神社からの景色は好きですねー。大洗は漁港も近く、市場ではあんこうやシラスが特産品だそうで。美味しい海鮮もたくさん頂いて大満足です!! さて、旅行中魚市場…

古今亭志ん朝「佐々木政談」うまいしゃべりで大出世!

少し前に「日光東照宮」に行ってきました。別名「日暮門」ともいわれる「陽明門」、見ざる聞かざる言わざるの「三猿」、平和の象徴「眠り猫」と有名な場所を一通り周りましたが、特に印象に残ったのは薬師堂の「鳴き龍」ですね。今では鳴き龍の下で手をたた…

古今亭志ん朝「そば清」ちょっと怖い?

ここ最近毎週のように蕎麦屋に行っております。今までは蕎麦よりうどんのほうが好みだったのですが、この歳になってようやくお蕎麦のおいしさが分かったような気になり、いろんなお蕎麦を食べたいと思って近所の蕎麦屋を片っ端から食べています。 落語といえ…

古今亭志ん朝「お直し」客引きと花魁の廓噺

祖母の家に行くと仏壇にお線香をあげることが慣習になっています。ろうそくにマッチで火をともし、お線香を立てて鐘を鳴らして(「おりん」って言うそうです)、手を合わせる。子供の時からやっていますが、お線香をあげるたびに自分のご先祖にいろんな報告…

古今亭志ん朝「酢豆腐」知ったかぶりにはご注意を

今回はたまたまスーパーで見かけた麦とホップの黒を飲んでみました。どちらかというと私は普通のやつのほうが好みですが、たまには違った味わいのものを飲んでみたくもなります。つまみには肉豆腐を作ってみました。まあ豆腐と肉を煮るだけなんで大したもの…

古今亭志ん朝「明烏」草食系男子を連れ出そう

知人は毎年年末になると、友人とともに飛田新地に赴くそうです。私は行ったことはありませんが、知人の話を聞いているとああ一度は訪れてみたい場所だなあとしみじみ感じます。ストレス発散やちょっとした楽しみを作るためにも、非日常を体験するということ…

古今亭志ん朝「文七元結」人情噺の大ネタ

先日オートレースを見てきました。スピード感のある迫力のバイクレースは生で見ると面白いですね。日本には3Kオートというように、競馬・競輪・競艇・オートレースという4つの公営競技、いわゆるギャンブルがあります。よくバクチは悪だというような世間の…

古今亭志ん朝「百年目」を聞いて

4月も中旬に入り桜も満開です。近くの花祭りを開催しているところで土曜日に写真を撮ってきました。最近はシートを広げてお花見をすることはなくなりましたが、やっぱり桜を見ながら一杯やりたいものです。花見ということで今回は「百年目」の感想を書こうと…

古今亭志ん朝「大工調べ」を聞いて

先日金曜ロードショーで高畑勲監督作品の「平成狸合戦ぽんぽこ」が放送されました。ジブリ作品の中で唯一ナレーションを採用しているのがこの作品のようです。そのナレーションはあの三代目古今亭志ん朝です。放送を見ていて、やっぱりいい声だなあと感じま…

古今亭志ん朝「愛宕山」を聞いて

20年ぶりに新紙幣のデザインが変更されるようですが、現在の千円紙幣の裏の富士山が変わってしまうのは少し残念なような気がします。人生で一度は登ってみたい山です。山に関する落語といえば「愛宕山」が思いつきます。 個人的に気分が落ち込んだ時によく聞…

古今亭志ん朝「火焔太鼓」を聞いて

この前新宿末広亭に行き、久しぶりに生の高座を堪能してきました。 やっぱりスポーツと同じで映像を見るのと生で見るのは、臨場感といいますか大分違うものだと感じます。どの落語家さんにも十八番というのはあるでしょうが、今回は志ん朝の父古今亭志ん生も…

古今亭志ん朝「井戸の茶碗」を聞いて

まだ落語を聞き始めて間もないもので、多くの落語を知っているわけではありませんが、噺の内容として私が一番気に入っているのが「井戸の茶碗」という演目です。 こちらの演目で特に気に入っている特徴は悪い人が一人も登場しないということです。 簡単にあ…